予測市場プラットフォームのカルシが、ベンチャーキャピタル2社以上から新たに10億ドルを調達し、企業価値が110億ドルに拡大したと報じられた。
テッククランチは木曜日、事情に詳しい関係者の話として、今回の資金調達を主導したのはセコイア・キャピタルとキャピタルGであると伝えた。
今回の10億ドル調達ラウンドには、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、パラダイム、アントス・キャピタル、ネオといった既存投資家は参加しなかった。
このニュースは、カルシが10月に3億ドルを調達し、サービス対象を140カ国に拡大してから約1カ月後に出てきたものである。当時のラウンドにはセコイア、a16z、パラダイムが参加していた。
今回の調達により、カルシの評価額は競合プラットフォームのポリマーケットと同等の水準に近づいた。ポリマーケットは現在、120億〜150億ドルの評価額で新たな資金調達を模索していると報じられている。
予測市場のトップはカルシとポリマーケット
予測市場では、選挙やスポーツから企業業績、文化イベントの結果まで、現実世界の出来事に関する「YES」「NO」のシェアを売買することで賭けをすることができる。
カルシとポリマーケットはこの分野の2大プラットフォームであり、DefiLlamaのデータによれば、9月以降の取引量は合計174億ドルを超えている。
カルシはこの期間の取引高の61.4%を占めており、優位に立っている。
ポリマーケットは2022年から規制問題により米国居住者への提供を停止していたが、今月初めに「ベータ版」として米国に再上陸した。今月後半には完全復帰を目指している。
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