韓国メッセージング大手のカカオは、独自ブロックチェーン「クレイトン」とそのエコシステムを、フェイスブック主導の仮想通貨リブラを超えるプロジェクトに育て上げる考えだ。

11月28日、韓国ソウルでクレイトンの最初のガバナンス協議会のサミットを開催した。現地メディアのコリアンヘラルドが、サミットの内容を報じた。

カカオの最高経営責任者(CEO)であるヨ・ミンス氏は、クレイトンのネットワークは「現在はアジアに集中しているが、徐々に拡大させていき、最終的には世界最高のブロックチェーンプラットフォームにする」と宣言。ヨCEOは、エコシステム成長のために投資は惜しまないとも発言した。

またクレイトンを手掛けるブロックチェーン子会社グラウンドXのハン・ジェスンCEOは、フェイスブックのリブラプロジェクトよりも、クレイトンの方が先に進んでいると強調した。

「先月、フェイスブックはリブラを立ち上げた。彼らは100社のパートナーを集めるとしている。リブラは我々と同じアプローチを取っているが、リブラはまだ我々が達成したマイルストーンに到達していない」

来年に独自ウォレット投入

カカオは、独自ブロックチェーン「クレイトン」と独自仮想通貨「クレイ(Klay)」を使い、ブロックチェーンエコシステムを構築しようとしている。

今年6月にメインネットを立ち上げたが、ハン氏は5カ月の間、エラーなく安定稼働していると述べた。

さらにカカオのヨCEOは、来年初頭に独自ウォレット「Klip」を立ち上げる計画を明らかにした。ユーザーはKlipを利用して、カカオの独自仮想通貨クレイを取引できるようになる。Klipは、カカオのアプリ「カカオトーク」に追加されるという。

大手取引所バイナンスや日本のgumiも

クレイトンのガバナンス協議会には、大手仮想通貨取引所のバイナンスや日本のゲーム会社gumi、韓国の大手企業LG電子など約30社が参画している

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