スイスの大手プライベートバンクであるジュリアス・ベアの幹部は、仮想通貨はまだダーウィンの進化論でいう「自然淘汰」の段階にあるとの見解を示した。法定通貨との競争をするには、仮想通貨はまだ信頼性に欠けているという見方だ。アラビアン・ビジネスとのインタビューで10月29日に述べた

ジュリアスベアのチーフストラテジストでリサーチ・投資ソリューションの責任者、クリスティアン・ガッティカー・エリクソン氏は、以下のように述べた。

「(仮想通貨は)まだダーウィンの進化論で言う選択プロセスの段階にある。様々なビジネスモデルがテストされているが、まだ明確な勝者はいない」

仮想通貨はまだ「通貨より金に近い」

また多くの仮想通貨は「供給パターンを制限されたり、頭打ちになったりしている。、それは仮想通貨を通貨というよりはゴールド(金)に近いものにしている」と指摘する。

非中央集権という理想を追求する改革者は、中央銀行や政府が持っている「信頼」を分散型の世界に落とし込まなければならない、とも述べている。

ブロックチェーン技術に関しては、新たな開拓者にあるとの見方を示し、ゲームの流れを変えるゲームチェンジャーの可能性を秘めているとコメント。ジュリアス・ベアもその可能性を探求していると述べた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版