14時16分時点のポンド円は142.70円。NY市場終値に比べて9銭ほど円安がすすんでいる。

12日のイギリス総選挙では保守党の勝利となり、EU(欧州連合)からの合意なき離脱が回避されるとの観測が強い。市場では、保守党が過半数を獲得することが最も望ましいと見ている。ジョンソン首相がEU離脱案を1月末の期限前に成立させ、EUと次の段階の交渉に進むことが可能になるからだ。

昨日のロンドン外国為替市場ではポンド高が進んだ。対ドルでは1ポンド1.3120ドルまでポンド高が進み、10月21日の直近高値1.3014ドルを上回った。

ポンド円も円安が進み、1ポンド142.77円まで高値を更新している。

テクニカル分析

ポンド円予想レンジ 142円~143.50円

まずはポンド・ドルのチャートから確認してみよう。

10月21日の高値1.3014を更新して強い動き。RSIが買われ過ぎの目安とされる70を超えているが、高値もみ合いからのブレイクなので、あまり気にする必要はないだろう。

次に、ポンド円のチャートは以下の通り。

ポンド円もボックス圏を上抜けて強い動き。12日の選挙結果がでるまでは予断を許さないが、チャートでは上値追いが期待できる。143円台にトライできるかに注目している。