JPモルガン、デリバティブ取引にブロックチェーン導入 現金・担保処理を自動化【ニュース】

米カリフォルニア拠点のブロックチェーン開発企業バトン・システムズおよび米銀行大手JPモルガンが11月14日、デリバティブ取引における現金・担保管理を効率化するブロックチェーン基盤システムを共同開発したと発表。複数のクリアリングハウス(金融取引における決済の履行を保証する中央清算機関)に現金および担保振替をリアルタイムで送金できるという。

従来は、担保管理者が複数のシステムとレポートを手作業で調整する必要があったが、新システムではJPモルガン独自のシステムと統合し自動化することで手作業を排除しており、担保ワークフローを効率化できるそうだ。

発表によると、この自動化により、ユーザーはJPモルガンとクリアリングハウス間の資産の流れを透明化できるという。

なお新システムが、JPモルガンの金融向けコンソーシアム型ブロックチェーン「クオラム(Quorum)」に基づいたものかどうかは明記されていない。

新システムは、担保ワークフローに要する時間を短縮

JPモルガンの清算業務・取引コスト管理部門責任者のアンソニー・フレイザー氏は、これまで数時間かかっていた業務が、ほぼリアルタイムにまで圧縮できると述べた。担保サイクルにおけるすべての関係者に対して、高速な決済、調整、報告を行えるという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン