自らの名を冠したウイルス対策ソフトの生みの親であるジョン・マカフィー氏は、同氏が仮想通貨のプロジェクトや製品を宣伝するツイートをする場合、1件につき10万5000ドルを要求することを明らかにした

 マカフィー氏は先週、宣伝ツイートの効果を解説したガイドを「マカフィークリプトチーム」が作成したとツイートした。このチームは、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)や仮想通貨関連のプロジェクトをプロモーションするためのマーケティング会社だ。

 (我々の宣伝ツイートの仕組みについて書き上げた。自画自賛でうぬぼれているかもしれないが、ICOを計画していたり、コインの価値をあげたい、最新のプロジェクトに注目を集めたい、そんな人は我々のエゴには目をつぶって、次のサイトを見てほしい)

ガイドの中のデータによると、マカフィー氏が実施した一連の調査から、同氏のツイッターのフォロワーのうち24万9000人が「総資産の50%以上を仮想通貨に投じ」ていた。フォロワーの「仮想通貨投資額は少なくとも44億8000万ドル」に上るという。

マカフィー氏のサイトでは、宣伝ツイート1件当たり10万5000ドルというコストを81万人のフォロワー数で割るという単純な計算式を示している。「到達する投資家1人当たりのコスト」は0.13ドルで済むと述べ、「これは他のどんな手法よりも安い」としている。マカフィー氏が「本当に信頼している」製品やサービスだけを宣伝していくという。

コインテレグラフが今年1月にインタビューした際、製品の宣伝のためにマカフィー氏に金銭を払うということがあったのか尋ねると、マカフィー氏はネガティブな反応を示し、質問をはぐらかした。

「もちろん払ってこようとした者はいる。私がどこで誰から金を稼いでいるかという個人的な財務について話すつもりはない。自分自身の問題として公表したものは、すべての皆の問題になる。非難するつもりはないが、そのような質問をするのは失礼だ」