日本ブロックチェーン協会(JBA)は28日、同協会の代表理事に加納裕三氏(ビットフライヤー・ブロックチェーン代表)が25日付で就任したと発表した。既存の理事に加え、今回LayerXの福島良典氏も新たに理事に就任した。

加納氏は昨年6月、当時代表を務めていたビットフライヤーが金融庁から業務改善命令を受けたことで、JBAの代表理事を辞任していた。今回、1年ぶりに代表理事に復帰した形となる。

就任あいさつの中で、加納氏は2019年は「ブロックチェーン元年にしたい」と抱負を語った

「ブロックチェーンがエコシステムとして社会に実装され始め、その意義や可能性が多くの方に認知されるように全力で取り組みます」

自主規制団体なども役員改選

6月は国内の仮想通貨・ブロックチェーンの業界団体で理事らの改選が行われている。

仮想通貨取引所の自主規制団体である日本仮想通貨交換業協会は24日の定時総会で、1年間の理事任期満了に伴い、新たな理事を選任した

昨年からの理事に加え、新たにコインチェックの勝屋敏彦や、金融庁の仮想通貨研究会のメンバーだった楠正憲氏や三宅恒治氏らも理事に就任し、協会役員の陣容が拡大した。

また日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)も25日に新体制を発表ビットバンクの廣末紀之社長が会長に就任した。