仮想通貨調査会社メサーリは、日本のオンライン証券会社が仮想通貨取引所による収益が増加していると指摘している。

メサーリは、アジア・クリプト・ランドスケープと呼ばれるレポ―トの中で、日本のオンライン証券会社による仮想通貨取引所による営業収益が、仮想通貨ネイティブな企業に追いつこうとしていると述べている。

2020年8月の仮想通貨ネイティブ系とオンライン証券系との比較: Messari

メサーリのリサーチャーのミラ・クリスタント氏は、日本のオンライン証券大手であるSBIや楽天、マネックスが仮想通貨取引所を運営しているとツイートしている

クリスタント氏はまた、日本の資産運用ファンドがロビー活動を行って、カストディソリューションや上場投資信託(ETF)などの拡張された仮想通貨サービスや商品を提供できるようにしていると述べている。クリスタント氏は、こういったロビー活動が成功すれば、銀行が参入することになるだろうと予測している。

レポートでは、日本の金融庁の対応を称賛している。長年にわたって包括的な仮想通貨規制を行い、日本をデジタル資産業界のアジア地域のハブに確立したという評価だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン