ジャマイカ証券取引所(JSE)は、仮想通貨取引の提供を年内に開始する。コインデスクが14日伝えた。
JSEは14日、新しいデジタル資産取引プラットフォームの構築に関し、ブロックチェーンのスタートアップ企業ブロックステーションと覚書(MoU)を締結したと発表した。上場コインは不明だが、同プラットフォームは年内に稼働開始する見込み。
JSEのマネージング・ディレクターであるマーレーン・ストリート・フォレスト氏はインタビューで、投資製品として仮想通貨を提供することは、既に提供している株や債券、その他の投資商品と合致すると述べた。ブロックステーションは技術を提供し、JSEのインフラは新しいプラットフォームにネットワーク接続される。
ストリート・フォレスト氏は、仮想通貨取引のほか、株取引のプラットフォーム にもブロックチェーンが恩恵をもたらすと述べ、将来的にはJSE独自トークンを発行する計画にさえもなっていくと示唆した。
ブロックステーションの共同創業者のジャイ・ウォーターマン氏によると、新たなプラットフォームをJSEと構築するのに6カ月間かかった。また、JSEから市場操作を追跡するツールなどを追加するよう要求があったことも明らかにした。
「我々の使命は、仮想通貨の安全な取引を、ブローカーディーラーと証券取引所に提供することだ。我々は証券取引所にブローカーディーラーのネットワークやレポジトリ向けの技術を提供している。エンドツーエンドで証券を通常取引するように、全く同じことをブロックチェーンや仮想通貨でも行えるようにするためだ」