ツイッター創業者兼CEOであるジャック・ドーシー氏が率いるモバイル決済企業スクエアは、仮想通貨ビットコインの開発者向けのサポートを行っていく。
3月4日に発表によれば、スクエアの仮想通貨部門スクエア・クリプトは、ビットコインの開発者に対して助成金を与える「スクエア・グラント・プログラム」で広く一般からの申請を行えるようにする。
立ち上げたスクエアは現在、スクエアのビットコイン(BTC)の開発を公式なサポートしています。
スクエアは過去に、ビットコインのオープンソース決済プロジェクト「BTCペイサーバー」に10万ドル(約1050万円)の助成金を与えている。またビットコインのサイドチェーンであるライトニングネットワークの匿名の開発者へも助成金を与えた実績がある。
今回の発表では、2人のビットコイン開発者に対する助成金を与えたことも明らかにしている。
助成金の申請条件
スクエアは、助成金プログラムへの参加条件を公表している。発表によれば、助成金はビットコインプロジェクトに取り組んでいる個人もしくはチームが対象となる。
ビットコインのユーザーエクスペリエンス、スケーリング、プライバシー、セキュリティ、もしくは「我々が考え付かないほかの分野」を改善するプロジェクトであることが条件だ。また開発者はビットコインコミュニティと「良好な関係にある必要がある」としている。
さらにプロジェクトは、無料のオープンソースのものであることが条件となっている。
スクエアはサポートする可能性のあるプロジェクトの例として、「秘密鍵管理の改善」、「コアクライアントまたはライトクライアントでのP2Pネットワークの強化」、「LNとは別の、またはそれを補完するレイヤー2ソリューション」などを挙げている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン