米ワシントンを拠点とする非営利の仮想通貨普及団体であるコインセンターは、ツイッターのジャック・ドーシーCEOや米最大の仮想通貨投資信託を手がけるグレイスケール社から数百万ドルの追加資金を調達したと明らかにした。主に調査やロビー活動に充てられるという。

コインセンターのエグゼクティブ・ディレクターを務めるジェリー・ブリト氏によると、グレイスケールから合計で200万ドルを、さらにドーシーCEOから100万ドルの寄付を受けたことを明らかにした。合計で3億1300万円ほどの価値になる。グレイスケールはこれまでにも寄付を実施する意向を示していたが、ドーシーCEOが参加したことは初めて明らかにされた。

ブリト氏はドーシーCEOの寄付によって目標に大きく目標に近づいたとツイートしている。

ドーシー氏は、ビットコインの売買が可能なモバイル決済アプリのスクエア社を率いている。同社は4709BTCを保有するなど大量保有企業の一つとして知られている。

コインセンターのコミュニケーション担当ディレクターであるニーラジ・アグラワル氏によると、同団体の普及活動は金融プライバシーと税制政策の推進に注力していくという。グレイスケールはこれまでに寄付について金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)が提案した規制案に対するコインセンターの取り組みを支援するためと述べている。

コインセンターには、2月初めにも米仮想通貨取引所のクラーケンが10万ドルを寄付している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン