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Yashu Gola
執筆者:Yashu Golaスタッフライター
Fernando Quirós
校閲:Fernando Quirósスタッフ編集者

ビットコイン対金比率に異変 2026年は底打ちシグナルに変化か?

ビットコイン対金比率に異変 2026年は底打ちシグナルに変化か?
市場分析

長年、ビットコイン(BTC)のトレーダーは、米ドル建て価格の底打ち時期を探る手がかりとして、金(XAU)に対するビットコイン価格を注視してきた。しかし2026年に入り、このBTC対金シグナルは、従来ほど信頼できない様相を見せ始めている。

金建てで下落が続くビットコイン

アナリストのジュリアス氏が指摘したように、BTC/XAU比率、すなわち金に対するビットコインの価値は今週、史上初めて長期的な「パワー・ロー(べき乗則)」トレンドから明確に乖離した。

パワー・ローとは、一部のアナリストがビットコインの長期的な成長経路を示すために用いるトレンド曲線である。取引の文脈では、価格が曲線を大きく上回れば過大評価、下回れば過小評価の可能性を示す指標として機能してきた。

BTC/XAU 週足チャートとパワー・ローバンド Source: TradingView/Julius

1月時点でBTC/XAUは、最も過小評価された水準に達していた。これは金価格が5000ドルの史上最高値を突破し、円買い介入や米国政府機関閉鎖への懸念から市場がリスクオフに傾いた局面と重なっている。

同時に、ウォール街の多くの金融機関が2026年も金価格の上昇を予想していた。バンク・オブ・アメリカは先週、金が年末までに6000ドルを超えるとの見通しを示した

一方で、ビットコイン市場では4年サイクル説への懸念が強まっている。分析によれば、BTC価格は2025年10月に約126200ドルで天井を付け、今後数カ月で50000ドルを下回る可能性がある。

こうした状況は、循環的な底打ち局面というよりも、BTC/XAUの下落トレンドが今後数週間続く可能性を示唆している。

テクニカル指標はBTCの底値を示すのか

BTC/XAU比率がさらに低下すれば、200-2週間EMA(200-2W EMA、いわゆる青い波)を明確に下抜ける恐れがある。この水準は、過去にビットコインのサイクル底値と重なってきた。

BTC/XAUとBTC/USDの2週間足チャート Source: TradingView

2022年には、一時的にこの200-2W EMAを割り込んだ後、約2カ月で再びサポートとして回復する「ダマシ」のシグナルが見られた。

しかし2026年には、BTC/XAUはすでにこのEMAを下回っており、マクロ要因がさらなる下落を後押しする可能性もある。これは、従来のBTC/XAU底打ちフラクタルが崩れるリスクを高めている。

一方で、シティは、米国の実質金利が上昇し、ドルが安定し、リスク志向が回復すれば、2026年後半に金の上昇が失速、もしくは反転する可能性があると警告した。その場合、防御的なリスクオフ資産への需要は低下する可能性がある。

金価格が調整すれば、BTC/XAUへの圧力が和らぎ、スタンダード・チャータードなどが予想する14万ドル以上といったビットコインの価格目標が、再び現実味を帯びる可能性もある。

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