資産運用会社は引き続きデジタル資産商品を追求しており、インベスコとギャラクシーデジタルは9月29日に現物型イーサリアム上場投資信託(ETF)を申請したと言われている。
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏がX(旧ツイッター)でこの申請を公表したが、記事執筆時点ではまだSECの公開データベースにはアップロードされていない。「インベスコ・ギャラクシーが現物型イーサETFを申請した。これが3つ目か4つ目だと思うが、確認が必要だ」とバルチュナス氏は語った。
Invesco Galaxy just filed for a spot Ether ETF, I think this is the 3rd of 4th one of these, have to check tho.. pic.twitter.com/SIJVu8VzFk
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) September 29, 2023
インベスコの広報担当者は「まだ登録中の商品についてはコメントできない」と述べ。申請の有無についてはコメントを控えた。コインテレグラフはギャラクシーデジタルに問い合わせたが、すぐには返答を得られなかった。
9月29日の申請により、インベスコとギャラクシーは現物型イーサETFの規制承認を求める投資運用会社の長い列に加わる。
9月27日、SECはARK21シェアーズとヴァンエックからの申請について、その可否判断の決定を延期し、期限を12月25日~26日まで延長した。「委員会は、提案された規則変更とその中で提起された問題について十分な時間をかけて検討するため、より長い期間を指定することが適切であると判断した」とSECは述べた。
現物型イーサETFがしばらくの間利用できないかもしれないが、先物ベースのイーサETFは来週にも利用可能になるかもしれない。
9月28日、投資会社はイーサ先物ETFをポートフォリオに追加する準備を始めた。例えば、ヴァンエックは近日中にシカゴオプション取引所に上場される予定のイーサリアム・ストラテジー ETF(ティッカー:EFUT)について発表している。
また別の資産運用会社はヴァルキリーは、既存のビットコイン・ストラテジーETFをビットコイン&イーサ・ストラテジーETFとして再ブランド化し、イーサ先物へのエクスポージャーを提供し始める。同社の広報担当者は、同社のETFが投資家に「1つのパッケージ」の下でイーサ先物とビットコイン先物へのアクセスを可能にするとコインテレグラフに語った。
同様に、ビットワイズは9月28日にビットコインとイーサ先物ETFの更新された目論見書を提出し、これも来週には運用が開始される予定だ。バルチュナス氏によれば、プロシェアーズも申請し、ケリーETFsはハッシュデックスと提携して、近日中に先物イーサETFを提供する。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン