IBMが米医療保険大手エトナと提携 医療保険業界向けブロックチェーン・システムを開発へ

米国を拠点とする大手医療保険会社エトナと他3社が、医療保険業界のニーズに合わせたブロックチェーン・ネットワークを構築するためにIBMと提携した。1月24日付けのIBMのプレスリリースで明らかとなった。

世界中で3,900万人を超える顧客を抱えているとされるエトナはIBMと共同声明を発表し、両社はディレクトリ管理はもちろんのこと、保険金請求処理と支払いを合理化するためにブロックチェーン・システムを設計する。

エトナに加え、米国の金融サービス会社であるPNC銀行、米国で業界第4位の医療保険会社で1500万人以上の会員を擁するヘルス・ケア・サービス社と、米国内で4000万人以上の人々が加入している医療保険会社であるアンセム社の3社も参加する。

PNC銀行の財務管理部門の役員であるクリス・ウォード氏はロイターに対し、ブロックチェーン・ソリューションを導入することで、「業界がこれまで頭を悩ませてきた、軋轢、重複、管理コストを解消できる」と述べている。

今後数ヶ月のうちに、更に多くのメンバーが医療保険および技術部門からプロジェクトに合流する見込みであるという。

昨年エトナは、データの完全性、安全性、費用の効率化の向上を図るためのブロックチェーン・ソリューションを試験的に運用する業務提携を行っている。この取り組みには、米国の非営利法人の医療保険会社であるアセンションも参加している。

IBM(International Business Machines Corporation)とは、1911年に設立されたアメリカニューヨークに拠点を置くIT関連企業。その歴史は電子計算機の開発に始まり、創業者ハーマン・ホレリス氏も統計学者として電子計算機の開発に尽力した。とりわけ60年代以降からPCの開発や普及に大きく貢献した企業の一つ。現在でもハード、ソフトの両部門で多くの特許を取得しており、IT部門を牽引する大企業として様々な分野において多大な影響力を持つ。

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