アジア地域を拠点とする仮想通貨と法定通貨のプラットフォーム「Zipmex(ジップメックス)」は、インドネシアの商品先物取引監督庁(BAPPEBTI)から承認を得た。インドネシアでは今年2月から、取引所を運営する際にはBAPPEBTIの承認が必要となっている。
ジップメックスは今年1月、タイでの営業許可も取得しており、アジア地域でのサービスを拡大させている。
同社のバンク・イムウィライCLO(法務責任者)は3月10日、コインテレグラフに対し、異なる規制制度への対応について、以下のように話した。
「それぞれの管轄が独自の規則を持っているが、よい企業ガバナンス、強硬なカストディソリューション、包括的な顧客確認とマネーロンダリング対策、の中核原理に基づいている」
また、同氏は、「微妙な違い」などはあるがおおよそ似ている。ある場合においては、そういった違いが、全体のコンプライアンス基準をあげてくれる、と話している。
「複数の管轄に渡って運営すること、我々はそれぞれの地域の最適の方法を取り入れることができる。例えば、我々は、豪州の規制当局によるAUSTRACの基準を満たすマネーロンダリング対策を取り入れている。さらに、タイのSECは企業規模の仮想通貨カストディを要求する。それら要件を我々は運営するすべての市場に対応している」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン