インドネシアのハイテク企業PTゴートゥ・ゴジェック・トコペディア(GoTo)は、資産を多様化するため、同国の仮想通貨取引所であるPTクリプト・マクシマ・コインを買収した。

ロイターの報道によると、インドネシアで「最大のハイテク企業」による100%株式の取得額は1248億4000万ルピア(838万ドル)に上った。インドネシアのメディアによると、この取引は25日に確定した。

GoToはPTクリプト・マクシマ・コインの具体的な計画を明らかにしなかったが、公式声明の中で、同社の代表者はこの取引を「多様な資金管理のハブ」への取り組みの一環であると説明している。

PTクリプト・マクシマ・コインは、インドネシアの商品先物取引規制庁(BAPPEBTI)によりライセンスされた25の仮想通貨プラットフォームの1つだ。2022年1月28日とライセンスの取得は比較的最近だ。

今年初め、インドネシアのeコマースリーダーとオンデマンドマルチサービスプラットフォームの合併によって生まれたGoToは、新規株式公開(IPO)を行い、11億ドルを調達した。

ロイターのデータによると、2021年、インドネシアの仮想通貨の総取引量は2020年と比較して1000%以上増加し、859兆4000億ルピア(577億ドル)に達した。同国の人口のおよそ4%、1100万人弱が仮想通貨に投資していることになる。