韓国のサムスングループのサムスンSDSは、インドのハイテク大手テックマヒンドラ社と提携し、ブロックチェーンのプロジェクトを推し進めていく方針を示した。14日付のコリア・タイムズが報じた。サムスンSDSは、エンタープライズ向けのブロックチェーンプラットフォームNexledger(ネクスレジャー)の利用を拡大する計画だという。

ネクスレジャーは、IBMのハイパーレジャーやイーサリアム企業連合(EEA)が提供するエンタープライズ向けのブロックチェーンでよく使われる機能を統合。すでに金融、製造、物流、公益セクターで使われているという。

すでに韓国税関がネクスレジャーを使って輸出品の税関申告から納品までの各ステージにおける文書共有の合理化、偽造文書の検出や使用防止、を目指している。このほか、48の異なる機関がネクスレジャーに参加している。

またサムスンSDSは、ブロックチェーンのトランザクションの処理速度を向上させる「ネクスレジャー・アクセラレーター」を発表。ブロックチェーン技術のさらなる改善に積極的に取り組んでいる。

一方、インドのテックマヒンドラは、70%の従業員に対していブロックチェーン、AI、IoTを含む新たなテクノロジーの訓練を受けるように指示を出したという

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Indian IT Giant Tech Mahindra to Use Samsung's Nexledger Blockchain: Local Media