インドの仮想通貨取引所ウノコイン(Unocoin)とバイナンスの傘下であるワジールXは、3月4日に最高裁が仮想通貨企業への銀行サービス提供の制限を破棄したことを受け、翌3月5日に法定通貨の入金サービスを再開した。
ウノコインは創業した2013年に、インドで最初に仮想通貨業界に参入した取引所。現地アナリストは「仮想通貨業界のアイコン」と描写している。今回の判決後、ウノコインは即座にインド・ルピー(INR)と銀行口座入出金を開始した。続いてワジールXもルピーの入金を再開した。
今回の報道を受け、ブロックストリームのアダム・バックCEOは即座にツイッターに「Game on #bitcoin」と、歓迎するコメントを掲載した。同氏は「仮想通貨の父」と呼ばれる一人で暗号学者として知られる。
インドの最高裁判所は今月4日、インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)の仮想通貨禁止の命令を違憲とする判断を下した。
RBIに対して命令を撤回するよう要請した。RBIは2018年4月に銀行に対して仮想通貨関連の取引禁止や、仮想通貨関連の個人や企業へのサービス提供禁止を命じた。
この命令に対して、運営が困難となる現地の仮仮想通貨取引所などの関連企業は反発。RBIを相手取った訴訟に発展していた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン