IMFと世界銀行 ”仮想通貨みたいな”コインを発行 ブロックチェーンの研究が目的

IMF(国際通貨基金)と世界銀行が共同でプライベート・ブロックチェーンと「ラーニング・コイン」を立ち上げた。12日付のフィナンシャル・タイムズが報じた。ブロックチェーン技術について詳しくなることが目的だという。

プライベート・ブロックチェーンは信頼できる参加者同士のみで使うブロックチェーン。「ラーニング・コイン」はIMFと世界銀行の外では使えない。また「マネーとしての価値」がなく、「ビットコインのような本物の仮想通貨」ではない。

ラーニング・コインの目的は、ブロックチェーン技術の理解を深めること。職員が、ブログや研究の資料、ビデオ、プレゼン資料などをブロックチェーン上に保管することでラーニング・コインを稼げるという。

IMFの担当者は次のように今回の試みについて説明したそうだ。

「暗号資産と分散型技術の進化は速く、それを取り巻く情報(中立なもの、偏ったもの双方とも)も増えている」

IMFのラガルド専務理事は先週、仮想通貨を含むデジタル通貨が既存の銀行システムを揺さぶっているのは確かだと発言。以前も中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の可能性を考慮する必要があると述べるなど、新たな技術に対する寛容な姿勢を見せている。

一方、世界銀行は「広告と現実は異なる」とブロックチェーン技術に懐疑的な見方を示している

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 IMF and World Bank Launch Quasi-Cryptocurrency in Exploration of Blockchain Tech