インターコンチネンタル取引所(ICE)は9日、バックトのビットコイン先物取引の証拠金の概要を発表した。今回発表された数字はあくまで「暫定的」としている。バックトのビットコイン先物は9月23日から開始される予定だ。
発表によれば、日次と月次の先物契約の注文に必要な証拠金は4290ドル(約46万円)。ポジションを維持するために必要な証拠金は3900ドル(約41万円)だ。
月次および日次の先物契約では、ヘッジ率が400〜1,000ドル、投機率が440〜1,100ドルだ。
証拠金取引では、証拠金を担保として差し入れて取引を行う。今回の発表では証拠金の何倍まで取引できるかという証拠金倍率は発表されていない。
バックトは9月23日から先物取引を開始する予定だ。それに先立ち、9月6日から資金の受け入れを開始している。
バックトの先物取引開始については、ビットコイン強気派からは「史上最高の強気イベント」として注目されている。
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ビットコイン強気派として有名なモルガン・クリーク・デジタル共同創業者のアンソニー・ポンプリアーノ氏は、バックトの先物取引開始など、機関投資家が参入のためのインフラが整い始めていると指摘。今後、機関投資家がビットコインに本格参入していくことになるだろうと予測する。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版