米仮想通貨資産マネジメント会社モルガン・クリーク・デジタルの共同創業者アンソニー・ポンプリアーノ(通称ポンプ)は、ビットコイン(BTC)がすべての機関投資家のポートフォリオの中に入るようになるだろうと語った。

ビットコインは「転換点に」

ポンプリアーノ氏は20日の米経済番組CNBCに出演し、バックト(Bakkt)のビットコイン先物の開始発表などで、ビットコインを投資するインフラが「毎週毎週、新たに構築されている」と語った。

バックトのBTC先物に加え、ハッシュレートが過去最高を記録したことやネットワークのセキュリティの改善なども進んでいると指摘。ポンプリアーノ氏はビットコインが「転換点を迎えている」と強調。機関投資家がビットコインに本格参入することを「確信している」と述べた。

「インフラが整えれば整うほど、ビットコインが消えることはなくなるだろう。ビットコインは今まさに転換点を迎えている。将来、すべての機関投資家のポートフォリオにビットコインが存在するだろう」

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価格上昇を阻害する要因は?

ポンプリアーノ氏は、ビットコインの強気な予想で知られている。過去には2021年末までに10万ドルに達するとも予測した

CNBCのジョー・カーネン氏が強気予測に異議を唱えると、ポンプリアーノ氏は短期的に価格を抑制するいくつかの要因を指摘した。

1つは規制当局に過剰な規制だ。もう1つは、ビットコインに対する知識がまだ広く一般に広まっていないことだ。ポンプリアーノ氏は、BTCの保有者が依然として世界の人口の中でわずかな比率であると強調。BTCとは何かといった理解が広まっていないと語った。

さらに、現在はビットコインを購入するには一定のハードルがあると語り、仮想通貨の真の潜在力を発揮するには、こうした「摩擦」を克服しなければならないと強調した。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版