アベニュー・キャピタル・グループの共同創設者兼CEOのマーク・ラスリー氏は、最近の仮想通貨市場のボラティリティの激しさを受けても、仮想通貨がなくなることはないと考えている。
CNBCの番組”Squawk Box”のインタビューで、ラスリー氏は、ビットコイン(BTC)価格が2万ドルから10万ドルの間で変動するだろうが、市場は確立されており、価格がゼロになる可能性はないだろうと語った。ラスリー氏は2018年にBTCが4万ドルに達するという予測をしていたが、これは機関投資家が市場に参加するというのに基づいていた。
ラスリー氏は当時の予測について、「ビットコインを使い続ける人が増えるにつれ、その価格は上昇し続けるだろう。私が思っていたよりも早く起こったようだ」とコメント。
その上で、同氏は「もっとたくさん買えばよかった。それが私の失敗だった」と付け加えている。
ラスリー氏が3年前に予測した当時は、2017年の強気相場が崩壊した後、ビットコインが1万ドルを下回っていた時だった。当時、彼は、BTCの投資家は「3年から5年で5倍から10倍のお金を稼ぐことができる」と話していた。
ビットコイン価格は4月に6万4899ドルという史上最高値に達して以来、その価格は下落している。テスラのイーロン・マスク氏が、マイニングの環境への懸念を表明し、テスラでのBTC支払いを中止したのがきっかけだとされている。足元では、米司法省がコロニアル・パイプラインへのランサムウェア攻撃で身代金として支払ったBTCを回収したとの発表受け、一時3万2000ドルまで下落した。