フォビコリアは8日、匿名通貨モネロ(XMR)の上場を廃止すると発表した。理由として匿名機能を持つことや取引量が少ない点を挙げている。一方で韓国国内ではXMRが韓国で起きたデジタル性犯罪事件「n番部屋事件」との関連も示唆されている。
n番部屋事件は韓国で女性を脅迫して性的行為の動画を提供させ、テレグラムの有料のチャットルームで販売していたとされる。警察の現時点の発表では、被害者数は未成年16人を含む70人以上にのぼる。
報道では閲覧者の一部が仮想通貨1200ドル(約13万円)相当を支払っていたとされている。ただ、ここにXMRが仕様されていたという証拠は出ていない。ただ、事件の首謀者とされているチョウ・ジュビン氏は追跡不可能なことを理由にモネロの支払いを好んでいたという。さらにチャットルームの管理者に給与としても仕様されていたと報道されている。
韓国のシーサージャーナルは今回のXMRの上場廃止によって、国内で取り扱っていいるのはビッサムのみだと報道した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン