仮想通貨取引所大手のフォビグループは、アルゼンチンで取引所を開設した。アルゼンチンの法定通貨ペソで仮想通貨が購入できる。フォビは、アルゼンチンは「現地通貨と銀行への依存から脱却するコンセンサスが存在」しているとし、仮想通貨にとって有望な市場だとしている。

コインテレグラフに提供された情報によれば、フォビクラウドを使用し、「フォビ・アルゼンチン」を17日に正式に開始した。フォビクラウドは、フォビの既存のプラットフォーム上で、仮想通貨取引サービスを構築できる。

フォビ・アルゼンチンのユーザーは、店頭取引(OTC)でアルゼンチンの法定通貨ペソで仮想通貨を購入できる。10月以降、クレジットカードなどにも対応するという。

フォビ・アルゼンチンのカルロス・バンフィCEOは、今回のサービス開始について次のようにコメントした。

「アルゼンチンは南米で最も有望なブロックチェーン市場だ。現地通貨と銀行への依存から脱却するというコンセンサスが広く普及しており、フォビが市場に参加したことで、アルゼンチンでブロックチェーンと仮想通貨の採用に目を向ける絶好の機会となるだろう」

タイやトルコにも展開

フォビは今年7月、タイで仮想通貨取引所を運営するためのライセンスを取得。今年第3四半期にもタイでサービス提供を始める予定だ。

また今年6月にはトルコで仮想通貨取引所を始める計画を発表した。2019年末までにトルコで仮想通貨取引所をスタートする予定だ。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版