2020年の年明けのビットコイン価格はどうなるだろうか?
著名な仮想通貨アナリストのアレッシオ・ラスターニ氏と、ザック・ミラー氏の2人が、コインテレグラフに対して、独自の予測を披露した。
年末年始は6000~9000ドルのレンジに
テクニカルアナリストのラスターニ氏は、年明けまでに「1万ドルはいかないだろう」と指摘する。
「9000ドル以上にはならないだろうとみている。一方で6000ドル以下にもならないと考えている」
ラスターニ氏の分析では、6000~6500ドルがサポート、8800~9000ドルがレジスタンスとなり、ビットコインはこのレンジ内での値動きになると予測する。
「ファンダメンタル的には弱気」
一方、ファンダメンタルズを重視するミラー氏は、現在の相場について「非常に弱気だ」と語る。
今年の仮想通貨相場上昇に影響を与えた大きなニュースは、フェイスブックの仮想通貨リブラと、中国の習近平主席によるブロックチェーン推進発言の2つだったと、ミラー氏は指摘。しかし、現状ではこの2つのニュースはどちらも先行きが危うくなっている。
仮想通貨リブラについては、欧米を中心にリブラ発行を阻止する構えだ。G20ではステーブルコインに厳格な規制の方針が示された。そして、中国でも11月後半に仮想通貨の取締り強化を進めている。
ミラー氏は6000ドルがサポートになるというラスターニ氏の見解には「基本的に同意」。ただ、6000ドルを割ってしまえば、5000ドル、4000ドルと下落してしまう恐れがあると述べた。