香港金融管理局(HKMA)は、ステーブルコイン発行者に関する規制の意見募集期間を終了した翌日、ステーブルコイン発行者のサンドボックスの最初の参加者を発表した。

参加者は、中国の大手電子商取引業者に関連する企業、香港のフィンテック企業、スタンダードチャータード銀行、アニモカブランズ、香港テレコミュニケーションズの企業連合。参加者は、運用計画をテストし、提案された規制体制について規制当局とコミュニケーションをとるための評価プロセスを受けることになる。サンドボックスに関連する活動のために公衆から資金を扱ったり、募ったりすることは禁じられている。

HKMAの副CEO、ダリル・チャン氏はサンドボックスについてコメントを発表した。

「経済活動の痛点を解消し、経済や金融サービスに新たな価値と機会を創出するために、ステーブルコインの具体的なユースケースを提案する必要がある」

アニモカブランズ、主要地元企業と提携

香港に拠点を置くWeb3ソフトウェア開発およびベンチャーキャピタル企業であるアニモカブランズは、スタンダードチャータード銀行(香港)および香港テレコムと共に、香港のデジタル資産エコシステムとその現実世界での応用を開発することに共通の関心があると強調する声明を発表した。

Source: Animoca Brands

アニモカの声明には、連合が機関投資家向け仮想通貨保管プラットフォーム「ゾディア(Zodia)」のカストディサービスを利用することが言及されている。ゾディアはスタンダードチャータード銀行傘下で、デジタル資産のコールドストレージを提供している。同社は10月に香港でサービスを開始した。

地元のテック企業もステーブルコイン発行に挑戦

ステーブルコインサンドボックスの参加者にはジンドン(京東)コインリンクテクノロジー香港がいる。ジンドンはJD.comとして事業を展開する中国の電子商取引業者で、2018年にブロックチェーン部門を設立した。最後の参加者であるRDイノテックは、RDテクノロジーズの子会社であり、デジタル資産取引や越境貿易決済などのユースケースのテストを行う予定の香港ドルステーブルコイン「HKDR」を開発している。同社のウェブサイトでは「近日公開」と記載されている。

RDテクノロジーズは、法定通貨用の電子ウォレットと、企業が金融機関と共有するための認証済みビジネスプロファイルを作成できるアプリ「RD ezLink」を提供している。

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