7月10日、投資マネージャーのREXシェアーズとタトル・キャピタル・マネジメントは、ビットコイン(BTC)の価格変動に対して200%のエクスポージャーを提供する新しい2つの上場投資信託(ETF)を立ち上げた。

これらのETFは、T-REX 2Xロング・ビットコイン・デイリー・ターゲットETF(CBOE: BTCL)とT-REX 2Xインバース・ビットコイン・デイリー・ターゲットETF(CBOE: BTCZ)で、ビットコイン現物を直接保有せず、金融デリバティブを使用して2倍のレバレッジまたはインバース・エクスポージャーを提供する。

ビットコインETFは、ドイツ政府や日本の破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスによる数十億ドル規模のBTC清算による価格の急落を受け、過去1週間で急激な資金流入を見せている。ファーサイド・インベスターズによると、7月5日以降、約6億5000万ドルがBTC ETFに流入した。

これらのETFは、アップル(AAPL)やエヌビディア(NVDA)、テスラ(TSLA)などのテクノロジー株にレバレッジエクスポージャーを提供するファンドを含む、REXシェアーズの既存の「T-REX」製品群を強化する。REXシェアーズは6月に運用資産(AUM)が50億ドルを超え、昨年からT-REXファンドが10億ドル以上を集めた。

仮想通貨取引会社GSRマーケッツの報告によると、レバレッジETFは、基礎となる現物資産や他のレバレッジエクスポージャー戦略に対して大幅にパフォーマンスが低下する傾向がある。同レポートによると、この現象の一因は「一定のレバレッジの罠」と呼ばれるもので、ファンドが一定のレバレッジ目標を維持するために、安く買って高く売ることを余儀なくされるためだという。レバレッジETFは管理手数料が比較的高く、パフォーマンスに追加の負担をかける傾向がありパフォーマンスの足枷となっている。

Leveraged ETFs tend to underperform in the long run. Source: GSR

REXシェアーズの新しい2つのETFはそれぞれ0.95%の管理手数料を課している。これは、フランクリン・テンプルトン・デジタル・ホールディングス・トラスト(EZBC)、ヴァンエック・ビットコイン・トラスト(HODL)、アイシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)などのビットコインETFの平均0.2%の手数料よりもかなり高い。

 

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