ヘデラ・ネットワークの運営主体であるヘデラ運営審議会(Hedera Global Governing Council)は13日、ヘデラ・ネットワークの開発と高度な分散型ガバナンス強化のために、ネットワークのネイティブトークンであるヘデラの48.6億HBAR(約544億8000万円)の割り当てを承認した。

ブログ投稿によると、資金の大部分である42.48億HBARは、HBAR財団、ハッシュグラフ協会、DLT科学財団などの既存の取り組みに充てられるという。

これらの資金は、2023年にネットワーク上で330億件以上の現実世界取引を記録したヘデラが、その基盤を強化する目標の一環だ。エコシステムの成長を支援するほか、6億1406万HBARは、審議会の運営費と、将来のトークン購入者への初期単純契約の補償に使用される。

審議会の最高財務責任者であるベッサベ・ボタイティス氏はブログ投稿で、HBAR財団とハッシュグラフ協会の助成金は2024年第1四半期に支払われる予定だと述べた。DLT科学財団は、今年を通じて重要なマイルストーンを達成するにつれて、助成金を受ける。

ボタイティス氏は、エコシステムのパートナーがヘデラの迅速な採用を促進する上で不可欠な役割を果たしていると強調した。同氏は「この基盤がしっかりと確立されたことで、ヘデラ・カウンシルは、これらの新しい助成金を通じてネットワークの開発と利用を支援し続けることを喜んでいる」と述べた。

また、1月11日には、HBAR財団とアルゴランド財団が、デジタル資産の分散型回復システムを構築することを目的としたDeRecアライアンスを発表した