デジタル資産運用会社グレイスケールが、XRPとステラ・ルーメン(XLM)の保有資産の大部分を売却したようだ。

仮想通貨先物取引プラットフォームであるBybtのデータによると、12月29日に保有していたXRPは918万以上減少し、XRPの総保有額は2645万XRPとなった。金額にして記事執筆時点で約5億7700万ドル(595億円)だ。

さらに同日、グレイスケールはXLMについても974万トークン以上清算し、保有資産を919万XLMに減らした。こちらは金額にして127万ドル(1億3100万円)だ。

グレイスケールの運用資産は現在192億6000万ドルでビットコインが全体の87%を占めている。

グレイスケールのXRP売却は、明らかに米証券取引委員会がリップル社と提訴したことを受けて、価格が暴落していることが要因だろう。XRPについてはコインベースやビットトレックスなど大手仮想通貨取引所が相次いで取引サービスを停止している。

リップルはSECに徹底抗戦する構えで、今後数週間以内に声明を発表するとしている。

一方で、XLMを売却した理由は明確ではないが、XLMはリップル共同創業者のジェド・マケーレブ氏が、リップルラボからフォークする形でリリースされた。そのため、XRP価格との連動があることが度々指摘されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン