米国の仮想通貨資産運用会社グレイスケール・インベストメンツは、同社の運用資産21億ドル(約2300億円)のうち19億7000万ドル(約2158億円)が同社のビットコイン型投資信託であると公表した。同社が5月28日、ツイートで明かした。
公表されたデータによると、ビットコイン信託は同社の運用資産総額の約94%を占めていることになる。ビットコインに次いで、2番目に大きい信託は4130万ドル(約45億2000万円)相当のイーサリアムクラシック(ETC)信託で、唯一のプライバシーコインのジーキャッシュ(ZEC)信託は1130万ドル(約12億3000万円)相当だという。
また主要なアルトコイン建て信託については、ビットコインキャッシュ(BCH)信託が670万ドル(約7億3000万円)、イーサリアム(ETH)信託が1300万ドル(約14億円)、リップル(XRP)信託が570万ドル(約6億2000万円)だとした。
同社は今月初め、第1四半期(1-3月期)の資金流入額が前期比で42%増加したと発表し、ビットコインへの資金流入が多かったとしている。
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また最近、1000~1万BTC(約9億4000万円~約94億円)を保有するウォレットの数が急増したとのリポートが報告されている。
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翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
編集 コインテレグラフ日本版