米証券取引委員会(SEC)による最初のETH先物上場投資信託(ETF)の承認を受け、グレースケール・インベストメントは自社の「グレースケールイーサリアムトラスト」をETH現物上場投資信託(ETF)に転換することを検討している。
NYSEアーカは、この転換をSECに対して10月2日に提出した。グレースケールの既存の投資信託は、ETHへの間接的な投資手段としてETHの先物契約に投資していたが、現物ETFは資産そのものに投資する。
@Grayscale has filed to convert Grayscale Ethereum Trust to a spot ETF. $ETHE
— Sonnenshein (@Sonnenshein) October 2, 2023
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グレースケールのCEOであるマイケル・ソネンシェイン氏は、X(旧ツイッター)で仮想通貨へのエクスポージャーを提供する従来の投資商品を提供する会社の意図を強調した。
「ETHEをETFに転換することは、製品の進化における自然なステップであり、イーサリアムを米国の規制対象にさらに引き込む重要な機会である」
グレースケールイーサリアムトラストは2019年3月に発売され、2020年10月にはSECに報告義務を持つ企業となり、一般の投資家がその仮想通貨投資商品の実績を直接確認することができるようになった。
執筆時点で、イーサリアムトラストの価値は490億ドルと評価され、流通しているETHの約2.5%を占めている。また、グレースケールは25万の投資家アカウントがトラストにエクスポージャーを保有していると報告している。