最近の仮想通貨市場の低迷により、マイニングに使用するグラフィックカードの価格が落ちている。情報筋の話としてデジタイムズがこのほど伝えた

 サプライチェーンの上流工程にいるとする情報筋によると、ASICマイニングのハードウェアは7月には価格が20%下落すると見ている。この価格下落の影響を受ける企業の中には、台湾のTSMC、創意電子などがいる。

 デジタイムズによると、グラフィックカードのグローバル市場の在庫は数百万枚。米国のエヌビディアは100万枚を出荷する準備ができているという。また、次世代GPUのリリースは今年第4四半期まで延期された。

 5月、エヌビディアは第1四半期のプロセッサの売り上げが2億8900万ドルだったと発表した。市場の調整が入るため、第2四半期はこの3分の2に売り上げが落ち込むと予想している。中国のASICメーカーのビットメインは5月、中国での仮想通貨規制の強化を理由に、AIに主力を移すことを検討していると話した