ビットコインの個人投資家は、2020年のビットコイン半減期に注目しているようだ。来年の半減期はすでに織り込まれているとみる専門家もいる中、個人投資家の半減期に対する期待は高まっている。

グーグル・トレンドによると、世界的に「ビットコインの半減期(Bitcoin Halving)」の検索数は今年に入って急激に増加している。過去5年間でみても、半減期に対する興味関心が高まっているのは明白だ。2016年は前回の半減期があった年だ。

Worldwide Google search data for “Bitcoin halving” since 2014

(出典:グーグル・トレンド「『ビットコイン半減期』検索数の推移(世界)」)

半減期では、ブロックを作成するマイナーに対する報酬が半減される。ビットコインのマイナーへの報酬は1ブロックあたり50BTCで始まり、これまで2回半減が行われた。次の半減期は来年の5月と推定されており、需給の関係が変わることから、価格にポジティブ材料とみるアナリストもいる。

一方、今回の半減期効果はすでに織り込まれている見方も出ていた

グーグル・トレンドの関心の高まりを受けて、アダマント・キャピタルの創業パートナーであるトゥア・デミースター氏は、来年の半減期が未だに強気材料となり得るという見方を示した。

「現在、個人投資家によるビットコインへの関心は存在していないに等しく、投資家心理はかなり悪い。問題は、半減期が強気材料となりうるかだ。グーグル・トレンドはそれがなりうることを示しているかもしれない

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン