検索エンジンの巨人であるグーグルは、カナダのブロックチェーン開発企業であるダッパーラボ(Dapper Labs)と協力し、非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスなど、新しいウェブ3.0プロダクトとサービスの開発を支援している。

フォーブスによると、契約の一環として、グーグルクラウドは、NFTやゲーム、アプリのエコシステム全体を強化するスケーラブルなインフラであるダッパーラボのFlowブロックチェーンのネットワークオペレーターとして機能する。グーグルクラウド・ノースアメリカのバイスプレジデントであるジャネット・ケネディ氏は、複数年にわたるパートナーシップにより、グーグルが提供する「スケーラブルで安全なインフラ」を通じてダッパーラボが業務を拡大できるようになると述べている。

またグーグルは、Flow開発者がソフトウェアとの統合を容易にし、アマゾンウェブサービスなどの競合他社よりもグーグルクラウドを選択するインセンティブを追加したという。

ダッパーラボのローハム・ガレゴズロウCEOは、グーグルをFlowブロックチェーンに迎えるとツイートし、パートナーシップを確認した

ダッパーラボのFlowブロックチェーンは、NBAトップショットやクリプトキティーズなど、人気のあるNFTコレクションをサポートしている。今年2月までにNBAトップショットは2億3000万ドルの売上を生み出している。フォーブスによれば、その数字は3倍の6億8000万ドルにまでなっている。

1年足らずで、NFTは仮想通貨業界の小さい一画だったものから数十億ドルの市場に成長した。データによると、8月はNFT市場にとって記録的な月であり、1ヶ月間の売上高は20億ドルを上回った。