G7の中央銀行総裁と財務大臣は、仮想通貨規制について話し合うことを計画しているようだ。
ロイターの17日の報道によると、フランス銀行のビルロワドガロー総裁は、米国や日本、イギリスなどG7諸国の代表者が仮想通貨の規制枠組みの問題について話し合うだろうと語った。G7の中央銀行総裁・財務相の会合が19~20日にドイツで開催される。
ステーブルコインのデペッグをきっかけとした直近の仮想通貨市場の暴落について、ビルロワドガロー総裁は世界の規制当局にとって「目覚めとなる」ものだったと語った。
「欧州はMiCAで道を開いた」とビルロワドガロー総裁は述べ、「今週ドイツで開催されるG7会合でこれらの問題について多くの人々と話し合うだろう」と付け加えた。MiCAとはEUで議論されている仮想通貨規制案だ。
ビルロワドガロー総裁は17日にパリで開催された新興市場フォーラムでスピーチをしており、その中で暗号資産について語っている。
「暗号資産は、法域全体で一貫した適切な方法で規制・監視・相互運用が可能でない場合、国際金融システムを混乱させる可能性がある」