ジブラルタル1部リーグのサッカーチームであるジブラルタル・ユナイテッドは、来季から選手への報酬支払いに、仮想通貨を利用する計画だ。ガーディアンが29日に伝えた

 チームオーナーのパブロ・ダナ氏によると、全選手の契約に、仮想通貨での支払い合意を含めるという。同氏は、ブロックチェーンがスポーツ業界における汚職を低減し、サッカーに透明性をもたらすことを期待している。また、選手に仮想通貨で報酬を支払えば、同国で銀行口座の開設に苦戦している選手の役にも立ち、手数料や税の問題を回避できると説明した。

 ジブラルタルの金融セクターは、ブロックチェーン採用に積極的だ。1月、政府はビジネスのブロックチェーン利用に関する規制を導入している。また、ICOの規制フレームワークの導入も計画中という。

 ジブラルタル・ユナイテッドのほか、仮想通貨を導入したサッカーチームには、ロンドンのアーセナルFCがいる。1月にオンラインギャンブルサイトのキャッシュベットとスポンサー契約を結んでいる。

 日本の仮想通貨交換業者GMOコインは6月、J3リーグのFC琉球とクラブパートナー契約を結んでいる。7月7日に特別協賛した試合では、先制ゴールを決めた選手に1BTCを贈呈している。