仮想通貨交換業者のGMOコインは、J3リーグのFC琉球とクラブパートナー契約を結び、ビットコインで協賛金を支払うことで検討を進めている。産経新聞が19日に報じている。
プロサッカークラブの協賛金を仮想通貨で支払う事例は珍しく、日本では初めての事例とみられる。産経によれば、今回のパートナー契約は「GMOコインの仮想通貨事業の認知拡大と沖縄県の地域発展」が理由だとしている。 GMOコインは「FC琉球がブロックチェーンの取り組みを進めている」ことも理由としてあげている。
GMOコインでは「正式に決定した段階で発表する」としており、協賛金の金額などはまだ明らかになっていない。
パートナー契約が結ばれれば、FC琉球のホームの試合で横断幕や広告ボードなどでGMOコインのPRすることになる見通しだ。
またFC琉球がJ2昇格を果たした際には、ボーナスを進呈することも検討している。ボーナスの金額は10BTCで選手にも分配されると、産経は報じている。10BTCは記事執筆時のレートで約737万円になる。
さらにFC琉球では「ブロックチェーン技術を活用したサポーター向けサービスの開発などを検討したい」と、産経は伝えている。
GMOコインは、FC琉球が開催するイベント「全島サッカー1万人祭り」のスポンサーになることも検討している。産経によれば、イベントで行われるFC琉球と藤枝MYFC(静岡県、J3)の対戦で、FC琉球が勝つか引き分けるかしたならば、MVPを取った選手に1BTCを贈呈するという。