ジブラルタル政府は、ジブラルタル大学と共同で、ブロックチェーン関連の教育コース開発に焦点を当てた諮問グループを設置した。ジブラルタル・クロニクル(Gibraltar Chronicle)が 19日伝えた。

教育における新技術(NTiE)グループは、政府、ジブラルタル大学、同国に拠点を置くいくつかの主要技術企業との共同イニシアティブだ。ジブラルタルの新技術の拡大に伴い、NTiEは民間部門と政府からの関連スキルの需要に対応する。

今年後半に開始される予定のコースは、ジブラルタル・ファイナンシャルサービス委員会の認可を受けている業界のプレーヤーが多く貢献するという。勅撰弁護士でジブラルタル大学関係者のギルバート・リキュディ(Gilbert Licudi)は次のように述べた。

「民間部門で実際に技術を利用している専門家が貢献するイノベーションコースへのアクセスを提供するのは重要だ。ジブラルタルの分散型台帳技術(DLT)商業コミュニティを持続可能な形で発展させる上で不可欠な要素だ」

このイニシアチブで大学は、DLT、コーディング、スマートコントラクトを含む新技術の専門家を養成し、その後、この領域の能力証明書を発行するという。政府は以下のように述べた。

「2018年1月には、ジブラルタルは世界で初めてDLT関連の法律を導入する地になるだろうとアナウンスした。NTiE諮問グループの設置によってジブラルタルを新技術のハブとする試みに弾みをつけたい」

教育省のジョン・コルテス大臣の声明によると、世界の大学のうちブロックチェーン関連のコースを提供しているのは27%のみだが、上位50位の国際大学の半分は同コースを提供している。