「マイニング契約のアップグレードを」=ジェネシスマイニング 仮想通貨相場の低迷が影響

 アイスランドに拠点を置くジェネシスマイニングは、一部の顧客に対してビットコイン(BTC)マイニングの契約をアップグレードするように呼びかけていることが分かった。今年に入ってからのビットコインの価格が低い水準で推移していることで、マイニング業者も苦戦しているようだ。

 ジェネシスは、今年1月からのビットコイン価格の下落と4月と5月の仮想通貨のマイニング活動の減少によって、マイニングのアウトプットが減少したと指摘。今後60日間以内に、日々の維持管理費を下回る額のマイニング契約を終了すると発表した。もし、ジェネシスのサービスを利用し続けたい場合は、この契約をアップグレードして5年のプレミアム契約にしなければならないという。

「マイニングの報酬を決める3つの要素のうち我々が影響力を及ぼせるのはインフラだけだ。ビットコインの市場価格とマイニングの難易度はコントロールできない」

 ジェネシスマイニングは、2014年に設立された。当初はボスニアと中国にマイニングファームを置いていたが、現在は寒冷な気候と安価な電気代のためアイスランドとカナダでマイニングを行っている。

 ただ16日の報道にあったように、ビットコイン(BTC)価格が下落傾向にあるにも関わらず、マイニングにおける計算力を示すハッシュレートは上昇。洗練された大手のマイニング業者が収益悪化によって市場から退出する非効率的なマイニング業者の分を補えるほど巨大化しているのではないかという見方が出ていた。

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