ビデオゲーム小売のゲームストップは、分散型取引所向けに設計されたイーサリアムのレイヤー2 zkロールアッププロトコルであるループリング(LRC)を、NFTマーケットプレイスに統合することを決定した。ループリングのグロース責任者であるアダム・ブラウマン氏は23日、マーケットプレイスのベータ版が稼動したことをMediumで発表した

ブラウマン氏によると、ゲームストップはループリングの統合により、「速く、安く、安全な」デジタル所有権へのアクセス提供を目指しているという。ゲームストップは、「新しいグローバルなデジタル経済の最前線」として、プレイヤー、クリエイター、コレクターに力を取り戻すことを意図しているとのことだ。

ループリング zkロールアップは、イーサリアムのレイヤー1のセルフカストディセキュリティを継承し、ユーザーが「最強のデジタル所有権を受け取る」ことを保証する。

ベータ版を利用するユーザーは、これらの「大規模なスピード改善とコスト削減」にアクセスし、間もなく始まると言われている公式マーケットプレイスのフルローンチに先駆けて、入金を開始する。

ゲームストップはこのほど、NFTマーケットプレイスでイミュータブルX(IMX)と提携し、ゲームクリエイターや開発者向けに1億ドルの助成を発表した。ゲームストップは2022年1月28日に提出した米証券取引委員会(SEC)への報告書で、イミュータブルXの統合について、NFTの取引と発行のための統合であり、ループリングがこれに続くと述べていた。

ゲームストップがNFTマーケットプレイスでマイクロソフトと提携するという報道も先月流れたが、これはまだ確認されていない。ゲームストップは、昨年10月に初めてマイクロソフトとの複数年の戦略的パートナーシップを発表している。