米国で有数のテクニカルアナリストである米アナリストのジェフ・デグラーフ氏は、ビットコイン(BTC)は「ゲームオーバー」かもしれないとみているとCNBCが9日に報じた。インターコンチネンタル取引所(ICE)の新たな仮想通貨プラットフォーム「バックト」が今後の仮想通貨相場を支えるという楽観ムードがあるのとは対照的に、デグラーフ氏はビットコインは正念場を迎えていると考えているようだ。
CNBCによると、デグラーフ氏は、クライアントに宛てたメモの中で、次のように述べたという。
「放物線を描く値動きは短期投資家にとって危険だ。過去数カ月、下降型三角もちあいが形成される中で上値が作られ、ボラティリティは下がり、注目度も下がっている。もしその上値が、サポートラインを下回る水準で完成してしまったら、その金融資産は永遠に価値を損なう、もしくはゲームオーバーとさえ考えられる。もちろん私が話しているのはビットコインで、上述の兆候をよく示している」
(引用元: Renaissance Macro Research, CNBCが引用)
デグラーフ氏は、マーケット分析会社ルネッサンス・マクロ・リサーチのテクニカル研究部門でトップで、過去20年間マーケット分析。機関投資家向けの雑誌によって10年以上もの間ナンバーワンのテクニカルアナリストと評された。
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