ギャラクシー・デジタルは、独自の資産保管・管理機能を活用するため、機関投資家向け仮想通貨カストディ・プラットフォームに4400万ドル投資した。

マイク・ノボグラッツ氏が率いる仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルは、機関投資家向けに安全な資産管理を与えることを目的とした独自の仮想通貨カストディ技術を開発したGK8社の買収を完了させた。

このサービスは、インターネットに接続せずに取引を実行できるコールドボールト技術の提供に特化している。自社開発のMPC(Multi-Party Computation)ボールトは、取引の自動化機能を提供し、同サービスは分散型金融ネットワーク、トークン化、NFT、取引へのアクセスも提供している。

ノボグラッツ氏の発表によれば、カストディサービスに対する投資家の需要が高まっていることが、買収の主な理由であると強調されている。GK8のコールドストレージソリューションとウォレット技術は、ギャラクシー・デジタルの次期プライムブローカープラットフォーム「GalaxyOne」に搭載される予定だ。

この買収により、ギャラクシー・デジタルはテルアビブにオフィスを持つことになり、40人近いGK8の従業員がよりグループの一員となる。GK8の創業者は、買収後も引き続きギャラクシーのカストディ技術をリードしていく。

「GalaxyOne」は、そのローンチ時に機関投資家級のユーザーに幅広い仮想通貨金融サービスを提供するとされている。これには、取引、融資、デリバティブ、ポートフォリオマージニング、GK8が管理するカストディサービスなどが含まれる予定だ。