分散型自動車ネットワークを構築するデジタルインフラストラクチャインクがコインファンドが主催するシリーズAの資金調達ラウンドで1150万ドル(約17億円)を調達した。

コインファンドのマネージングパートナー兼チーフインベストメントオフィサーであるアレックス・フェリックス氏が取締役会に加わることになる。同社の総資金は2200万ドル(約30億円)に達した。

デジタルインフラストラクチャインクは、分散型の車両データプロトコルであるDIMOネットワークと、ドライバーが自分の車のデータを収集・閲覧し、DIMOトークンを通じて報酬を得ることができるアプリ、DIMOモバイルを開発している。

デジタルインフラストラクチャインクは、2023年にDIMOネットワーク規模が9倍の成長を遂げ、年間を通じて車の数を3000台から増やしたと付け加えた。

DIMOトークンは、仮想通貨情報サイトのコインマーケットキャップによると時価総額が4億8110万ドル(約700億円)に達している。

2022年末には、DIMOプロトコルのチームがネットワークのメインネットを立ち上げ、車をネットワークに接続した個人に報酬を与えるトークンエアドロップを開始した。トークンの一つの機能は、ネットワークの分散化を進めるためのガバナンス提供だった。