仮想通貨取引所FTXが人工知能(AI)スタートアップ「アンスロピク(Anthropic)」の5億ドル(約719億円)の株式を売却する計画を一時停止したと報じられている。これにより、FTXがのバランシートに残っている20億ドルの負債の穴埋めが遠のく可能性がある。
ブルームバーグは6月27日、関係者の話として、FTXのアドバイザリー投資銀行であるパレラ・ワインバーグ・パートナーズが、FTXのアンスロピクの株式売却を一時停止したと報じた。アンスロピク株の売却には複数の企業が関心を示していたにも関わらずだ。
アンスロピク株の売却が実現すれば、FTXにとっては資金回収が大きく前進することになるだろう。FTXの現CEOジョン・レイ氏は6月26日、ユーザー資金87億ドルが不適切に使われたとし、そのうち70億ドルが回収されたと報告した。
売却の一時停止前、FTXのアンスロピク株の売却には複数の買い手が興味を示していたと伝えられている。FTXは2022年11月の破産時にアンスロピクの株式を5億ドル分保有しており、現在ではAIブームが加速しているため、その価値はさらに高まっていると予想されている。5月23日、アンスロピクは評価額46億ドルで最新の資金調達ラウンドで4億5000万ドルを調達している。アンスロピクは「Claude(クロード)」と名付けられたAIチャットボットを提供しており、これは販売、カスタマーサービス、ウェブ検索などの様々な用途で利用できるという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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