FSB議長、G20リーダー宛の書簡で仮想通貨規制の隙間(ギャップ)を警告

金融安定理事会(FSB)は25日、フェイスブックの仮想通貨リブラが導入される場合、これまでとは異なる規制枠組みが必要になるとの考えを示した。各メディア報じた。またFSBのランダル・クオールズ議長(米FRB副議長)は、今週末に大阪で開かれるG20サミットを前に各国リーダー宛に書簡を送り、仮想通貨(暗号資産)がもたらす潜在的なリスクについて警告した

フェイスブックは先月18日にリブラのホワイトペーパー公表。仮想通貨の信用性を高めるとして歓迎される一方、各国の政府・中央銀行からは相次いで懸念の声が出ていた。

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「G20のリーダーへ」と宛てられた書簡でFSBのクオールズ議長は、仮想通貨(暗号資産)について「暗号資産はまだ世界金融の安定性に対してリスクを与えていないものの、規制機関の権限の範囲から外れたり国際基準が欠如することで隙間(ギャップ)が生じるかもしれない」と警告。その上で、「小口決済目的で暗号資産が普及することは、高い水準の規制適用を明確にするために規制機関が詳細な検査をする必要性を意味する」と述べた。

書簡の中で、フェイスブックやリブラといった個別の名前は出ていない。

ロイターによると、FSBは大阪のG20サミットでフェイスブックの仮想通貨導入が議題となることはないとの見方を示したという。フェイスブックのリブラ発表を受けて、大阪G20で仮想通貨規制があるという報道も出ていた

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