フランスの中央銀行は、2020年に独自のデジタル通貨をテストする計画を立てている。AFP通信が報じた

4日に開かれたカンファレンでフランス中央銀行のヴィルロワ・ド・ガロー総裁が、デジタル通貨のテストをすぐに行い「2020年の第1四半期末までにプロジェクト立ち上げを呼びかける」と述べた。

同総裁は、デジタル通貨の可能性を認めつつ「真剣に秩序だった方法」で新たな技術の実験は進められなければならないと考えている。

先月末、ランス銀行のデニス・ボー第1副総裁は、欧州の決済や支払いシステムに分散型台帳技術(DLT)技術を採用することを呼び掛けていた。

フェイスブックの仮想通貨リブラが逆風を受ける中、独自のデジタル通貨を開発する国は増えている。

中国をはじめ、カナダやシンガポールがCBDCの研究を行っているほか、スウェーデンやウルグアイでは試験プログラムに乗り出している。また、先月にはルワンダやガーナも独自デジタル通貨の発行計画を発表した。

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翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン