中国で創設され一時世界最大級の仮想通貨取引所となったフオビー(火币)が26日、サンフランシスコ事務所を開設すると発表した。米サンフランシスコで開催された米中の仮想通貨業界関係者が集うブロックチェーンコネクトとよばれる会合において明かした。既にシリコンバレーで新オフィスを設立中だという。

 フオビーの米国戦略の責任者である同社首席戦略責任者の蔡凯龙(ツァイ・カイロン)氏は「米国市場は我々にとって新たなフォーカスとなる」と話した。

 フオビーは2013年に設立。昨年9月、規制により中国本土の仮想通貨取引所が閉鎖されてからはシンガポール、香港、韓国、日本等の海外においてHuobiPro等の名称で事業を継続している。

 昨年12月には日本のSBIグループとの資本および業務提携を発表し、SBIの仮想通貨取引所ビジネスの推進を助けている。