トランプ大統領の最側近だったスティーブ・バノン氏が18日、CNBCとのインタビューの中で、「ポピュリスト運動を高めるために」独自のユーティリティートークン作成に注力していると発言した。バノン氏は以前から仮想通貨の可能性に興味を持っていて、スイスで講演した時は「欧州の体制派」に対抗する手段として使えると話していた。
バノン氏は、金額こそ明かさなかったがビットコインを持っていると明かした上で、次のように述べた。
「我々はユーティリティートークンの作成に注力している。世界中のポピュリストの動きを活性化させるのに使えると考える。ただ質は高めないといけない」
さらにイニシャル・コイン・オファリング(ICO)について多すぎると指摘し「90%が災難なものだった」と発言。「全く考え抜かれていないものによって多くの投資家が苦しんでいる」という見解を示した。
バノン氏は、3月にスイスで開催されたイベントで「仮想通貨はヨーロッパの反エスタブリッシュメント(支配階級)運動を支える重要な資産となりうる」と述べていた。