2008年のリーマンショック時に中国の金融機関規制当局である「中国銀行業監督管理委員会」のトップ(2002~2011年)を務めた尚福林氏(シャン・フーリン)が13日、北京で開かれた経済イベントで、「ビッグデータ、IoT、ブロックチェーン等の情報技術を活用し信用評価モデルを改善、刷新していくべき」と述べた。中国のデジタルメディア「ウォール街見聞」が伝えた。

中国では民間企業へのローン審査の際厳格な担保要求がある。担保に依存した一枚板の融資ではなく、ブロックチェーンなどの新技術を使って、成長を見込んだ融資を行っていこうというのが尚氏発言の文脈だ。

中国では仮想通貨取引やICO(Inicial Coin Offering)は全面に禁止されている。特に、手数料権益を守ろうとする証券界が仮想通貨に否定的といわれている。