ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC、有名なNFTコレクション)やCryptoPunksを手がけるユガ・ラボは、新CEOとして米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードのプレジデント兼最高執行責任者(COO)を務めていたダニエル・アレグレ氏を迎えた。

アレグレ氏は近年、アクティビジョン・ブリザードの成長を支えてきた業界の大ベテランだ。同社ではCall of DutyやWorld of Warcraft、Diablo、Candy Crushなどの人気ゲームを担当していた。

同氏は自身のツイッターで「今日がアクティビジョン・ブリザードの社長兼COOとしての最後の日だ。本当に壮大なゲームを生み出す素晴らしいチームに感謝する。明日、ユガ・ラボのCEOとして正式にスタートする。この次の章にワクワクしている」と語った。

一見順風満帆に見えるユガ・ラボだが、昨年12月に米国で提起された集団訴訟では、BAYCの制作者らが投資家に誤解を与え、有名人プロモーターを利用して多くの投資家を引き込んだとされている。ローゼン法律事務所によると、2021年4月23日から2022年12月8日までにBAYCやエイプコイン(APE)を購入した投資家は、賠償を受ける資格があるかもしれないと主張している。

今回の人事についてブロックチェーンロールプレイングゲームIlluviumの共同創設者キーラン・ウォーウィック氏は「ユガ・ラボはこれから面白いゲームをつくるだろう。これはゲーミファイ分野全体にとって大きなことだ。Web3ゲームが次の仮想通貨強気相場を引き起こすだろう」と語った。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン